定盤

あらゆる加工対象物へ対応

鋳物、銅、錫、樹脂混合金属、特殊樹脂など様々な材質の研磨定盤を取り揃えております。
加工対象物の材質や要求される精度、要求される加工レートにより最適なものをご提案させて頂きます。

溝形状の種類と材質について

溝形状名称 形状 主に使う定盤 普及度
放射状 鋳鉄

A,WA,GC ラップ定盤
スパイラル 樹脂混合錫
樹脂混合銅
樹脂混合鉄


ダイヤモンドの鏡面仕上げに広く使用されている
同心円 ピッチ

切粉のハケと面精度が悪く、少数派
ワーク振動の必要有り
碁盤目
(クロスバッチ)
ピッチ
樹脂混合銅・鉄
両面鋳鉄


取代大
傷が入り易い
放射状
+ 同心円
大型樹脂混合系

同心円の切粉のハケの悪さを防ぐ
フェーシング(平面出し)
研磨定盤はそのものの平面度がとても重要です。
研磨加工を行うことで研磨定盤表面は消耗していきます。
消耗していくと平面度が損なわれますのでフェーシングという研磨定盤表面を切削する専用装置で研磨定盤本来の平面度を取り戻せます。

フェーシングの必要性

ダイヤモンド等の固定砥粒を使用すると、研磨定盤上に固定され、対象ワークを研磨することができます。(図1)

フェーシングを行わずに加工を続けると、ダイヤモンドが目詰まりし、ダイヤモンドが研磨定盤上にうまく固定されず、加工レートが落ちてしまいます。(図2)

フェーシングを行い、平面度の崩れた定盤の他、加工レートを落としてしまうダイヤモンドも同時に切削し、修正します。(図3)

フェーシング後は研磨定盤上の平面度がでてなおかつダイヤモンドが良く固定されるようになり、加工レートが上がります。(図4)
溝切加工
研磨定盤の溝は研磨時にでる研磨屑などをしっかり排出するために必要です。
研磨加工を行うことで研磨定盤の溝は消耗していきます。
新しく溝を切りなおすことで快適な研磨加工を行えます。

  • 研磨加工をしていくうちに消耗した溝(画像1)
  • 一度消耗した溝を取り除きまっさらな面にします。(画像2)
  • まっさらな面に新しい溝を加工していきます。最後にフェーシングで表面を平面に仕上げます。(画像3)

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